僕は少なくとも半年に二回,多い時は月に一回ぐらいのペースでUbuntuをインストールしている.
最新版が出たら必ず,家と研究室のPCにOSを入れ直しているし,さらにノートPCに入れたり,外部記憶装置に入れてみたり,最新版が出ていなくとも気分的に入れ直してみたり,とヘタすると年に20回くらいインストールしてたりする
「そんなことできるのは学生のうちだけだ」
とか思われるかもしれないが,Ubuntuのインストール&セットアップなんてのはWindowsに比べりゃ100倍簡単である.(と僕は思う)
インストールには30分もかからないし,インストール後はDropboxでファイルをダウンロードして,いつも使っているシェルスクリプトを回してやれば,あとはお茶でも飲んで待っていれば3時間もしないで全部終わる.
最後にシェルではできないorやりたくない作業をちょこっと済ませて完了となる.
それでは,本題に入ろうと思う.
1.ログインする前に
無事にインストールが完了したあと,初めて起動したら,すぐにはログインしない.
僕はUnityがとても嫌いなので,GUIでログインする前にCUIでログインして,アップデートとデスクトップ環境のインストールを済ませる.
1.ログイン画面で Ctrl + Alt + F1 を押し,(F2とかF3でも構わない)CUIでログインする.
2.以下のコマンドを実行する.
$ sudo apt-get update $ sudo apt-get upgrade -y $ sudo apt-get dist-upgrade -y $ sudo apt-get autoremove -y $ sudo apt-get install fluxbox -y $ sudo shutdown -r now |
(もちろん,セミコロンで繋いで一発で済ませたほうが楽.)
無事にアップデートとFluxboxのインストールが完了すれば再起動される.
再びログイン画面まで来たら,今度はデスクトップ環境にFluxboxを指定してログインする.
なお,Fluxboxについては,ここでは取り上げないので無理な人はUnityのままどうぞ.
2.Dropboxをインストール
無事にログインできたら,まずはDropboxをインストールして,必要なファイルをダウンロードしてくる.
僕はUbuntuのホームディレクトリをほぼまるごとDropboxに投げているので,とにかくDropboxを入れないことには作業が始まらない.
3.シェルスクリプトを実行する
以下のファイルを実行する.
https://www.dropbox.com/s/tlqfssy1avlavqn/install.sh
これでもう大半の作業は終了する.
そのまま実行すると,ディレクトリが削除されたりとか大変なことになるので,実行する場合は内容をよく見てから自己判断でお願いします.
4.ゲストセッションを無効化する
ルート権限でないにしても他人に勝手にいじられては大変なので,ゲストセッションは即刻無効化する.
WM×LI: 【Ubuntu12.10】ゲストセッションを無効化
5.スクロールバーを旧式に戻す
Unity環境が嫌いなのでFluxboxを利用しているが,スクロールバーはUnity仕様のままなので,旧式のGNOME仕様に戻す.
WM×LI: 【Ubuntu12.10】スクロールバーを旧式に戻す.
6.LaTeXでHelveticaが埋め込まれるようにする
僕がLinuxを使う理由の3割がLaTeXであるので,LaTeX環境は結構凝っている.
フォントを埋め込む際に,デフォルトではHelveticaを埋め込むことができないので,設定を書き換えてやる.
WM×LI: 【Ubuntu 12.10】LaTeXでHelveticaフォントを埋め込む
以上で全てのセットアップが完了する.
どんなに長く見積もっても3時間かからないし,ほとんど自動化してるので,作業時間は30分ぐらい.
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