結論から言うと,/boot/ 直下に ssh という名前のファイルを置くだけ.
それでは細かい手順を解説します.
【OSのインストール】
インストール済みの人は読み飛ばしてください.
Raspberry Pi の公式HPからOSのイメージをダウンロードする(.torrent ファイルの方が早くてオススメです)
https://www.raspberrypi.org/software/operating-systems/
.torrent ファイルを落とした場合は,BitTorrentクライアントソフトで受信する.(終了したらCtrl+Cで止める)
$ transmission-cli -w . 2021-01-11-raspios-buster-armhf-lite.zip.torrent
受信したzipファイルのハッシュ値を確認する.(OSのダウンロードサイトにハッシュ値が載っているので照合する)
$ sha256sum 2021-01-11-raspios-buster-armhf-lite.zip d49d6fab1b8e533f7efc40416e98ec16019b9c034bc89c59b83d0921c2aefeef 2021-01-11-raspios-buster-armhf-lite.zip
zipファイルを解凍する.
$ unzip 2021-01-11-raspios-buster-armhf-lite.zip Archive: 2021-01-11-raspios-buster-armhf-lite.zip inflating: 2021-01-11-raspios-buster-armhf-lite.img
イメージファイルをmicroSDカードに書き込む.(途中経過が表示されるので,ddよりもddrescueを推奨します)
$ sudo ddrescue --force 2021-01-11-raspios-buster-armhf-lite.img /dev/sdb GNU ddrescue 1.23 Press Ctrl-C to interrupt ipos: 1862 MB, non-trimmed: 0 B, current rate: 2424 kB/s opos: 1862 MB, non-scraped: 0 B, average rate: 14898 kB/s non-tried: 0 B, bad-sector: 0 B, error rate: 0 B/s rescued: 1862 MB, bad areas: 0, run time: 2m 4s pct rescued: 100.00%, read errors: 0, remaining time: n/a time since last successful read: n/a Finished
【microSDカードのマウント及びsshファイルの作成】
一時ディレクトリを作成して,microSDカードの一番目のパーティションをマウントする
$ mktemp -d /tmp/tmp.0d9rgrOiIT $ sudo mount /dev/sdb1 /tmp/tmp.0d9rgr0iIT
一時ディレクトリに移動して,sshファイルを作成する.
$ cd /tmp/tmp.0d9rgr0iIT $ sudo touch ssh
元のディレクトリに戻り,microSDカードをアンマウントする.
$ cd - $ sudo umount /dev/sdb1 $ rmdir /tmp/tmp.0d9rgr0iIT
【Raspberry Piにsshでアクセスする】
起動したRaspberry PiのIPアドレスを探す.
$ arp Address HWtype HWaddress Flags Mask Iface 192.168.100.108 ether b8:27:eb:XX:XX:XX C br0
sshでアクセスする
$ ssh pi@192.168.100.108 pi@192.168.100.108's password: ← 初期パスワードは'raspberry'になっている
実際にssh及びsshdが自動起動される設定になっているか確認する
(すでに,sshでアクセスできている時点でそうなっているに決まっているが.)
$ sudo systemctl is-enabled ssh sshd enabled enabled
ずいぶん前からセキュリティ対策のためにデフォルトでssh無効になってしまったが,モニターレスで使う場合,非常に面倒くさい..orz
0 件のコメント:
コメントを投稿