■サーバー側の設定
外付けHDDを/homeディレクトリに自動でマウントするために,/etc/fstab を管理者権限で開き,以下の一文を追加する.
/dev/sda1 /home ext4 defaults 1 2
(外付けHDD は予め ext4 形式でフォーマットし,元の /home ディレクトリの中身を rsync コマンド等で複製しておく.)
作業後はサーバーを一度再起動し,dfコマンドで設定が反映されたか確認する.
pi@raspberry:$ df -h Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on /dev/root 7.2G 2.8G 4.2G 40% / devtmpfs 214M 0 214M 0% /dev tmpfs 44M 268K 44M 1% /run tmpfs 5.0M 0 5.0M 0% /run/lock tmpfs 87M 0 87M 0% /run/shm /dev/mmcblk0p1 56M 20M 37M 36% /boot /dev/sda1 2.7T 578G 2.0T 23% /home
次にこれを NFSサーバーとして公開する.まずは必要なパッケージをインストール.
pi@raspberry:$ sudo apt-get install -y nfs-common nfs-kernel-server
インストールが完了したら,/etc/exports を管理者権限で開き,以下の一文を追加.
/home 192.168.100.0/24(rw,sync,no_subtree_check)
/etc/exports の記述形式は以下の通り.
公開するディレクトリ 公開先(オプション)
今回は /home ディレクトリを 192.168.100.0〜255(ネットワーク全体)に読み書き可能なネットワークストレージとして公開した.
最後に起動時に自動でサーバーが立ち上がるようにする.
pi@raspberry:# update-rc.d rpcbind enable pi@raspberry:# update-rc.d nfs-common enable pi@raspberry:# update-rc.d nfs-kernel-server enable
【2016.11.4追記】
jessieからはsystemdが標準になったので以下のコマンドで自動起動化する.
pi@raspberry:# systemctl enable rpcbind.service pi@raspberry:# systemctl enable nfs-common.service pi@raspberry:# systemctl enable nfs-kernel-server.service
【2019.7.24追記】
いつから変更になっていたのか正確には不明だが,起動スべきサービス名が変更になっていた.(しかもインストール直後からenableのため,実際にはコマンドを叩く必要は無い)
pi@raspberry:# systemctl enable nfs-server.service
最後に再起動してサーバー側の設定は終了.
■クライアント側の設定
クライアント側の設定は非常に簡単で,ただ /etc/fstab を編集するのみ.まずは必要なパッケージのインストール.
pi@raspberry:$ sudo apt-get install -y nfs-client
/etc/fstab を管理者権限で開き,以下の一文を追加する.192.168.100.5 はサーバーのアドレス.
192.168.100.5:/home /home nfs defaults 0 0
一度再起動し,df コマンドなどで設定が反映されたか確認する.
pi@raspberry:$ df -h Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on /dev/root 15G 2.8G 11G 21% / devtmpfs 459M 0 459M 0% /dev tmpfs 93M 288K 93M 1% /run tmpfs 5.0M 0 5.0M 0% /run/lock tmpfs 186M 0 186M 0% /run/shm /dev/mmcblk0p1 56M 20M 37M 36% /boot 192.168.100.5:/home 2.7T 578G 2.0T 23% /home
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