ついにKoboの7インチタブレットKobo Arc 7HDが日本でも買えるようになった.
3,000円のクーポンを利用すれば実質19,800円.つまり初代Nexus7(16GB)程度の値段.これでフルHDに対応しているのだから値段的にはかなり頑張った方だと言えるだろう.
さらに,このタブレット端末の良いところは,なんといってもGoogle Playが使えるところだ.
自分は旧Nexus7を持っているので,シリーズによってはKindleで買い揃えている.Google Playに対応しているKobo Arc 7HDならば,アプリをインストールすればKindleやGoogle Playブックスの本を読むことも可能だ.
また,去年Nexus7を買って分かったことは,タブレット端末を持ち歩く必要性があまり無いということだ.パソコンではないので仕事には全く使えないし,メールやWebならスマホで十分だ.最近は持ち歩くこともやめてしまい,もっぱら家で電子書籍を読むための端末と成り果てている.
しかし,残念なことに楽天koboのアプリは相当重たい.少なくともNexus7にインストールしているアプリの中ではダントツと言っても良いほどモッサリしている.
だからこそ,Kobo Arc 7HDには期待したい.
自社で展開している電子書籍マーケットの本を自社で開発している端末で読むのだから、少なくともNexus7と比べればかなりサクサク動くだろうと思われる.いや、そう思いたい!そうでなければ買う価値は全く無い.
しかし,やはり不安は拭い切れない.例えばプリインストールのアプリの存在だ.NexusシリーズはOSとしてPure Androidが使用されており,無駄なプリインストールのアプリも殆ど無い.Kobo Arc 7HDはどうだろうか.万が一,楽天系のアプリがホーム画面にずらりと並んでいるようなことがあれば,やはり買う価値は全く無い.そんなものはゴミ以下だ.
この端末に求められることは普通のAndroidタブレットではもっさりしている楽天Koboのアプリを可能な限りサクサクと動かすこと.ただそれだけだ.
それらが満足されるならば,自分は買っても良いと思う.
(間違っても予約はしない.kobo touchの悲劇は二度と起こしてはならない)
しかし,それでも私は未だに,去年の楽天koboオープン時の惨劇を忘れられない.電子書籍の日本進出を発表したAmazonに焦り,全くサービスが整わないまま見切り発射したストアと売りだした端末.楽天市場の酷評レビューを「混乱を招く」などとして,全て非表示にし,「気に入っている」などのにわかには信じられない社員乙なレビューを全面に押し出す対応.挙句の果てには「細かいことで騒いでいるのは少数派ですよ」である.
今回のKobo Arc 7HDもクリスマス商戦を見越しただけの悪手でないことを願うばかりだ.
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