実用上よく使われるにも関わらず,毎回ググって使い方を調べていたなかなか曲者のコマンド.
とっつきにくい理由は,オプションがたくさんあり,覚えにくい上にオプション無しでは全く無意味のコマンド.であることだと思うが,
初心者が置いて行かれる最大の理由は
オプションにハイフン(-)を付けなくても良い
という点だと思う.
Linux初心者にとって,オプションはハイフンを1つか2つ付けて使うものという固定概念があるのに,こいつはオプションにハイフンを付けなくても良い.
付けなくても良いとわかれば,当然みんな付けない.だからググって出てくるのは
$ tar zxvf hoge.tar.gz |
とか
$ tar zcvf piyo.tar.gz piyo |
とか.
初心者の声:どっからどこまでコマンドなんだ???
となるのは当然の流れ.(僕だけだったらスミマセン)
そんな訳で tar コマンドが苦手でしたが,一回覚えてしまえば簡単でした.
一応まとめておきます.
1.とりあえずつける
-f or --file | アーカイブのファイル名を指定する |
-v or --verbose | 詳細を表示 |
2.どの作業をさせるか.
-c or --create | アーカイブを作成する |
-x or --extract | アーカイブを展開する |
-t or --list | アーカイブの中身を表示する |
3.圧縮方法は?
-z | gzip形式で圧縮or展開 |
-j | bzip2形式で圧縮or展開 |
もちろん一部しか取り上げてないけど,基本はこの範囲内で十分だと思う.
それで,ハイフンを付けなくても良いので,zxvf とか zcvf になるというわけ.
fオプションについては下のサイトにわかりやすい解説がありました.
UNIXの部屋 コマンド検索:tar (*BSD/Linux)
以下,引用.
一見、毎回 f オプションを指定する意味がないように思えるが、本来 tar はテープドライブに書き出すコマンドなので、f でアーカイブ名を指定しないとテープドライブのデバイス /dev/rst0 を対象に読み書きしてしまう。
なにはともあれ早くLPIC取得したいです.目標は8月中かな.
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